平成28年,熊本地震で被災された皆さまには,心よりお見舞い申し上げます。

 かねてから大規模な震災発生後には,災害に便乗した点検商法やかたり商法などの悪質な勧誘トラブルが発生しています。
 トラブルは,被災地だけでなく周辺の地域でも発生します。
 その手口はさまざまです。
 以下,「よくある手口」と「被害防止のために出来ること」を紹介します。
 ご家族・ご親戚で情報共有し,悪質商法・詐欺にあわれないよう,ご注意ください。
 
 また,私も出来ることはなにかないかと考えた結果,
 今日(2016年4月20日)より,微力ながら,メールという方法ではありますが,当事務所で,震災・復興関連のメール無料相談を行うこととしました。
 法的問題は震災被災者のみならずその周辺でも生じます。
 当事務所は宮崎にありますが,熊本・大分・宮崎など以外の方でも,ご相談に応じます。
 メールによる無料相談をご希望の方は,末尾のフォームから入力してください。
 後日折り返しメールで返答します。
 (可能な限り早い回答を心がけます。が,やむを得ず回答に数日かかることもありますご容赦ください。)

 悪質商法の被害防止はもちろんですが,被害実態を共有し被災者同士で争う悲劇を防止できないか考えます。
 
【よくある手口】
 1 リフォーム詐欺 ~点検商法~
  「地震があったので,家の土台や瓦を無料で点検します」と言われたので,点検してもらった。
  すると「先の地震で土台や瓦がもうダメになっている。次の地震で崩れるかもしれない」と言われた。
  業者の言うままリフォームをお願いした。
  300万円請求され,支払った。
  リフォームしてもらった部分を信用できる知り合いに見てもらったが,ずさんな工事だ,と指摘された。

 2 補償金詐欺
  「震災関係のアンケートに答えてほしい」と電話があった。
  アンケートに答えたところ「震災被害の補償金を受け取れます」と言われた。
  「補償金を受け取るための事務手数料として,10万円かかります」と言われた。
  信頼して振り込んでしまった。

 3 寄付商法
  「北海道のカニを買わないか」「売上の一部を震災に寄付できる」と言われた。
  
【被害防止のために出来ること】
 1 簡単に契約書に署名・押印をしないこと
   契約書に署名してしまうと,その契約から抜け出すことが難しいことがあります。
   また心理的に「サインしたのだから契約書通りお金を払わなければ・・・」と拘束されてしまいます。
 2 不安な契約に,お金を出さないこと
   契約があとから取り消すことが出来る場合でも,業者が返金を渋ったり,逃げてしまったりすることがあります。
   お金が実際に戻って来ないケースもよくあります。
 3 不安に思ったら相談すること
   おかしな業者が来た場合には,1人で抱え込まず,身近な親族・友人に相談してください。
   また,最寄りの消費生活センターや弁護士への相談もおすすめします。

【震災・復興関連 メールによる無料相談 入力フォーム】

(可能な限り早い回答を心がけます。が,回答には数日かかることもありますご容赦ください。)

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